平成29年度は、「甲府市上下水道事業経営計画2008」の経営方針である「①安心・快適な生活環境の創造、②危機管理対策の充実、③持続可能な事業経営、④満足度の高いお客様サービスの向上、⑤環境に配慮した事業の推進」に基づき、重点項目である地震災害に備えた施設整備や経年施設の更新を実施するとともに、安全でおいしい水を安定供給していくため、経営の健全化や効率化等、経営基盤強化に努めました。
※施設の建設・改良などにかかわる収支の不足額は、減価償却費などの現金の収支を伴わずに企業内部に留保されている資金などで補てんしました。
※長期前受金戻入・・・償却資産の取得又は改良に伴い交付された補助金等(負債として計上)のうち減価償却費見合い分を収益化したもの
●平成29年度末の給水状況
給水世帯数 110,125戸(前年度比 642戸の増加)
給水人口 235,944人(前年度比 738人の減少)
年間総配水量 32,846,136立方メートル(前年度比513,987立方メートルの減少)
●経営状況
収益的収支は、収入5,762,929,769円、支出4,358,897,854円となり、1,404,031,915円の純利益となりました。
資本的収支は、収入523,829,365円、支出3,093,814,478円となり、2,569,985,113円の資金不足となりましたが、損益勘定留保資金(企業会計上、減価償却費などの現金の支出を伴わずに企業に留保されている資金)などで補てんしました。
●建設改良事業
老朽管対策及び災害時避難場所等管路強化等に伴う配水管の布設及び布設替22件6,741.2m、下水道管布設等工事に伴う布設替22件8,156.0m、他企業関連工事等24件2,985.8m、消火栓設置工事3件10基、平瀬浄水場第2系列薬品沈殿池フロキュレータ更新工事等の施設改良工事31件を実施しました。