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更新日:2020年12月11日

令和元年度 下水道事業会計決算

和元年度は、「甲府市上下水道事業経営戦略」の経営方針である「①災害に強く快適な下水道(安全・強靭)、②将来に繋げる下水道(持続)、③お客様満足度の高い下水道(信頼)、④環境に配慮した下水道(環境)」に基づき、災害に備えた耐震施設整備経年施設の更新を実施するとともに、公共用水域の水質保全を推進し、安定した下水道サービスを提供するため、経営の効率化により経営基盤の強化に努めました。


1・・・施設の建設・改良などにかかわる収支の不足額は、減価償却費などの現金の支出を伴わずに企業内部に留保されている資金などで補てんしました。

※2・・・償却資産の取得又は改良に伴い交付された補助金等(負債として計上)のうち減価償却費見合い分を収益化したもの


令和年度末の下水道普及状況
処理世帯数         88,281戸(前年度比   997戸の増加)
処理件数           90,223件(前年度比   1,104件の増加)
汚水処理水量     38,273,376立方メートル(前年度比266,454立方メートルの増加)

 


経営状況
収益的収支は、収入7,485,089,978円、支出6,141,653,524円となり、1,343,436,454円の純利益となりました。
資本的収支は、収入2,849,297,359円、支出5,712,291,923円となり、2,862,994,564円の資金不足となりましたが、損益勘定留保資金(減価償却費などの現金の支出を伴わずに企業に留保されている資金)などで補てんしました。


建設改良事業
社会資本整備総合交付金対象事業については、中-1-6処理分区2件574.09mの下水道管布設工事、下向山町地内にてマンホールポンプ2箇所4基を設置し、長寿命化対策として朝気三丁目地内外3件821.94mの管更生工事及び49箇所の人孔鉄蓋調整取替工事を実施しました。

単独事業については、古府中町地内外4件588.38mの下水道管布設工事、屋形二丁目地内外5件135.94mの雨水渠工事、北新一・二丁目地内外2件において、14.77mの下水道改良工事及び8箇所の人孔鉄蓋調整取替工事を実施しました。また、古府中町地内にてマンホールポンプ2箇所4基を設置し、侵入水防止対策として天神町地内外4件において、1,495.97mの管更生工事及び30箇所の人孔鉄蓋調整取替工事を実施しました。

浄化センターについては、下水道総合地震対策計画に基づき、塩素混和池、処理水ポンプ棟及び最初沈殿池の耐震補強実施設計業務委託を発注するとともに、管理本館・脱水機棟の耐震補強工事を委託し、スクリーンポンプ棟の耐震補強工事に着手しました。また、ストックマネジメント計画における設備の計画的な改築更新のため、下水道施設(処理場・ポンプ場)調査業務委託を実施しました。


令和元年度甲府市下水道事業損益計算書令和元年度甲府市下水道事業貸借対照表