甲府市の公共下水道は、単独公共下水道事業として昭和29年度から始まりました。初めは、中心市街地498haの下水道管の整備を行い、初めての処理場を住吉(現在の住吉中継ポンプ場)に建設しました。
以後、分流式の採用、計画区域の拡大、大津処理場(現在の甲府市浄化センター)の建設などを経て、現在は、市域北部等の市街化調整区域733haを特定環境保全公共下水道事業により整備しています。
一方、中道地区の公共下水道は、峡東流域下水道関連特定環境保全公共下水道事業として、昭和62年度から始まりました。
平成18年3月1日の市町村合併後も、甲府市公共下水道事業として順調に整備を進めています。
なお、中道地区の下水は、峡東流域下水道関連の笛吹市、山梨市及び甲州市とともに、県管理の峡東浄化センターで処理されています。
昭和37年8月1日の初めての供用開始(湯田排水区内30ha)以降、段階的に区域を拡大し、平成30年度末における人口普及率(行政人口に占める公共下水道を使うことができる人口の比率)は、中道地区を含む甲府市全体で96.35%となりました。
今後の下水道整備につきましては、引き続き、市街化調整区域及び中道地区の整備を推進するとともに、下水道施設の地震対策、浸水対策、老朽対策などにつきましても、計画的に取り組んでいきます。