マンホールとは?
マンホールは、man(人)とhole(穴)を組み合わせた語が示すとおり、下水道管の掃除や修理のときに作業員が使う出入口です。
その開口部は人や物などが誤って落ちないように蓋がしてあります。
蓋のデザインは地域によって違う?
蓋の表面には、人や車などが通行する場合に滑らないように凸凹があり、この凸凹には意匠としての紋様が描かれているものがたくさんあります。
その地域や地方の花や自然、郷土芸能、市章などが描かれており、その土地だけでしか見ることの出来ない様々なデザインをあしらったマンホールの蓋が日本全国にあります。
足元を見てみれば、その土地の魅力や歴史を発見するきっかけになるかもしれません。
甲府市のマンホールデザイン マンホールカード配付開始!(詳しくはこちらから)
甲府市型下水道用鉄蓋 |
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甲府の酷暑、寒風に耐えて、その可憐で美しい花を大空に向かって開く市の花「ナデシコ」をモチーフに、内側(4つ)と外側(9つ)に分け、放射状に表現したものです。 この鉄蓋は、平成7年度から使用され、新規下水道整備及び随時取り替え等を行っています。 |
中道型下水道用鉄蓋
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旧中道町右左口(うばぐち)、上野原遺跡の発掘調査で発見された縄文式土器が6つ描かれ、中心には旧中道町の町章 (“中ミチ”の図案化)が配置されています。 この縄文式土器は、水煙(すいえん)が立ち昇るような姿をしているため「水煙把手付深鉢(すいえんとってつきふかばち)型土器」と呼ばれ、旧中道町のシンボルとなっています。 |
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古関・梯農業集落排水施設用鉄蓋 |
旧上九一色(かみくいしき)村の農業集落排水施設用の鉄蓋、村の木「ヒメコマツ(別名:富士五葉)と村の鳥「コノハヅク」があしらわれています。 左上部には旧上九一色村の村章(“上九”の図案化)が配置されています。 |
レア・デザインマンホール マンホールカード配付開始!(詳しくはこちらから)
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レア・デザインマンホール鉄蓋
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「こうふ開府500年記念事業」の一環として、レア・デザインの鉄蓋を製作し、甲府駅南口の武田信玄公之像を正面に臨む、平和通り沿いの歩道内1箇所にのみ設置しています。 甲府市を代表する歴史的人物である「武田信玄公」のイラストをメインに、「武田菱」や「風林火山」の文字をレイアウトし、甲府らしさを表現しています。 |
その他のデザインマンホール
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こうふ開府500年記念ロゴ デザインマンホール |
「こうふ開府500年記念事業」の一環として、ロゴマークを中心に重厚感のある家紋風デザインの鉄蓋を製作し、甲府駅北口のよっちゃばれ広場の歩道内に設置していました。 甲府のシンボルともいえる武田菱を結び目に見立て、人と人、心と心を結ぶ象徴である「水引」を図案化しており、5本のラインは「開府500年」を示しています。 |
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戦国BASARA信玄くん デザインマンホール |
「こうふ開府500年記念事業」の一環として、こうふ観光PRおうえん団長である、人気ゲーム「戦国BASARA」シリーズに登場する武田信玄公をデフォルメした「信玄くん」をメインにデザインした鉄蓋を製作、甲府駅北口の甲州夢小路の歩道内に設置していました。 甲府市では日本の有名ゲームメーカーの「株式会社カプコン」と地域活性化に関する包括協定を結び、キャラクター活用を通して地域活性化や観光振興に取り組んでいます。 |
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特設WEBサイト「あたりまえの、裏にあるもの。」 デザインマンホール |
令和4年2月に甲府市上下水道局の水道事業・下水道事業への理解を深めていただくことを目的に開設した特設WEBサイト「あたりまえの、裏にあるもの。」、サイト内には安全・安心な水をあたりまえに使えるよう、裏で支えている職員の仕事をインタビュー動画で紹介しています。また、水道水ができるまでや使われた水がきれいになって河川に戻るまでをわかりやすく学べる「あたりまえの裏MAP」、親子向けに学びやイベントの情報を発信する「親子で学ぼう」といったページがあります。 |
甲府市のマンホールを見るには
上記のマンホールは甲府市上下水道局1階のロビーに展示してあります。(レア・デザインマンホール鉄蓋は武田氏館跡歴史館(信玄ミュージアム)に展示)
特に甲府型(ナデシコ)、中道型(土器)、古関・梯農業集落排水施設用(コノハヅク)3種のカラーマンホールについては、甲府市上下水道局でしか見ることの出来ない、非常にレアな「一点物」となっています。
他にも貴重な「木樋」(江戸~明治後半に使用された木製の用水路)や大正初期に設置された「甲府市型」と呼ばれる消火栓筐なども展示してありますので、どうぞお気軽にお立ち寄りください。
【お問い合わせ先】 経営企画課 企画広報係 TEL:055-228-3319(直通)