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更新日:2017年02月24日

おいしい水について

本来、水の味は感覚的なもので、科学的に特別な根拠はありませんが、水に含まれているわずかな成分(ミネラル等)によるものといわれています。

また、飲む人の環境条件によっても違いがでてきます。
甲府市の荒川及び釜無川から取水した水道水も下記の7項目の水質条件を満たしており、厚生労働省「おいしい水研究会」が選んだ水道水がおいしい人口10万人以上の32の都市として評価されています。

 


 

●蒸発残留物(30~200mg/L)
主にミネラルの含有量を示し、量が多いと苦味、渋み等が増し、適度に含まれると、こくのあるまろやかな味がします。

●硬度(10~100mg/L)
ミネラルのなかで量的に多いカルシウム、マグネシウムの含有量を示し、硬度の低い水はくせがなく、高いと好き嫌いがでます。カルシウムに比べてマグネシウムが多い水は苦味を増します。

●遊離炭酸(3~30mg/L)
水にさわやかな味を与えておいしくしますが、余り多くなると刺激が強くなって、まろやかさを失う原因となります。

 ●過マンガン酸カリウム消費量(3mg/L)
有機物量を示し、多いと渋みを付け、多量に含むと塩素の消費量に影響して水の味を損なう原因となります。

 ●臭気度(3以下)
水には、水源の状況を反映して様々なにおいが付くことがあり、水の第一印象を決める重要な要素のひとつです。

 ●残留塩素(0.4mg/L以下)
水道法では塩素消毒を行ない、水道水中に一定量の塩素を保持しなければならないことになっていますが、この残留塩素はカルキ臭の原因となり濃度が高いと水をまずいと感じる原因となります。

●水温(20℃以下)
水温は水の味を決める重要な要素であり、飲み水の場合、体温に比較して20~25℃低いとき、生理的に最もおいしく感じるといわれています。