8月1日に小・中学生とその保護者を対象として、「夏休み親子上下水道教室」を開催しました。今年も昨年と同様に、安全でおいしい甲府の水道水が出来るまでの過程や、下水道の役割と重要性を理解してもらうため、荒川ダムを始め甲府市内3ヵ所の施設見学を行いました。
甲府の「水がめ」とも呼ばれるダム湖を形成する、荒川ダムの内部監査廊(ないぶかんさろう)を実際に歩いて体験しました。また管理用発電を行っている放流場所を間近で見学し、ダムの果たしている役割や機能について学びました。
荒川から取り入れた水が、どうやって飲み水になるのか、その浄水処理の過程を、映像と実際の処理工程を見学しながら学びました。また、浄水処理工程での凝集剤の注入率を決めるために行う試験を行ったり、水道水の水質検査についても学びました。最後に、もと平瀬浄水場の管理事務所で、現在は甲府市の水道の歴史を展示している「水交庵」を見学していただきました。
生活排水などをきれいにして川に放流するまでの過程や、浄化センターで実際に水をきれいにしている微生物を顕微鏡で間近に観察したり、活性炭を使った水処理の実験など、下水道の役割・正しい使い方を学びました。
またロボット(Pepper)によるクイズなども取り入れ、子供たちに楽しみながら学んでいただきました。最後は、きれいに処理された水が笛吹川に戻される放流口を見学しました。
参加者からは、「水の循環を学ぶ貴重な体験ができた」「三か所の施設見学は、なかなか出来ないので、とても有意義だった」「夏休みに子供にいろいろな体験をさせることができ、良い経験となった」など、多くの感想が寄せられました。
上下水道局は、これからもお客様に上下水道事業をよりご理解いただくため、親しみやすくわかりやすい情報提供に努めてまいります。